金融機関の裏の顔!闇金融の怖い手口

CMなどの頻繁な宣伝により、クリーンなイメージが定着した金融機関ですが、いまだに法律の網の目をかいくぐって暗躍している違法金融会社があります。通称「闇金」です。法律の改正により闇金の数は減少しましたが、いまだその存在は裏社会でしぶとく残っています。

闇金とは国の審査を受けずに違法で金融機関の営業を行っている業者のことです。その営業法は様々ですが、どれも法律を無視した悪徳な手口ばかりです。有名なのが一般社会にも浸透した言葉「トイチ」です。「10日で1割の利子が付く」という意味で、中にはトイチ以上の無茶な利子の付け方をする闇金も存在します。返済できずに月日が経てば、あっという間に元々借りたお金の何倍にも借金が膨れ上がります。このような法律を無視した利子を要求するやり方が闇金の特徴です。

闇金のターゲットは、多数の借り入れを利用し返済に困って首が回らなくなり多額の借金を背負った人です。その人は多重債務者の判を押され、どこの金融機関からも借り入れができなくなってしまい、結果、藁をも掴む思いで審査無しの闇金に頼る、というケースが多いです。闇金業者はそこをつけ込みます。

闇金は上記のような無理な利子によって、最初の借り入れ額を何倍にも膨れ上がらせ、返済できないでいると、さらに無茶な返済を迫ります。自宅へ押し掛ける、利用者の勤務先へ何度も電話をする、時には暴力も振るいます。利用者は精神的に追い込まれ、毎日を怯えて生活し、結果、自己破産、自殺までするケースもあります。

一般人にとって闇金とは無縁なケースが多いですが、それでも不安な方は有名で安心できる金融機関を利用しましょう。無審査で楽だからといって間違って闇金を利用する事のないようにしましょう。

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